俳句フォト 作品

俳句フォト夏目漱石の旅

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  • 特選

    特選作品

    『天高し窓からのぞく塔ふたつ』

    先端がのぞくだけの塔の発見。その情景をすっきりと表現している。

  • 準特選

    準特選作品

    『秋高し半音上がる汽笛かな』

    秋の雰囲気が良く出ている。青い空と海、船の白が生きている。

  • 入選

    入選作品1

    『律の風小半酒の酔ひごこち』

    三味の音流れる空気感がある。つい暖簾をくぐりたくなるような句と写真。

  • 入選

    入選作品2

    『廻廊へ月の光と衣擦れと』

    どの語も動かない。発見がいい。

  • 入選

    入選作品3

    『秋澄むや鏡ケ池に浮くもよし』

    やや常識的だが雰囲気がとてもいい。やさしい感じで落ち着く。

  • 入選

    入選作品4

    『嵐峡に櫂の一撃秋鵜飼』

    句、写真ともに、鵜飼の雰囲気が良く出ている。

  • 奨励賞

    奨励賞作品1

    『秋天に放つ恋の矢告白す』

    「恋の矢」の発想がよく、「告白す」が効果的。

  • 奨励賞

    奨励賞作品2

    『うつろひの紅葉を映す玻璃戸かな』

    ガラス越しの紅葉をうつろいの中で捉えた着眼がいい。

  • 奨励賞

    奨励賞作品3

    『刎頸の友の訃報や霧の朝』

    句単独では常識的だが、泪が潤んだような心情が感じられる。

  • 奨励賞

    奨励賞作品4

    『雲水や落ちぎんなんを踏みて行く』

    雲水と落ちぎんなんの取り合わせがいい。漱石ゆかりの場所でもあり、その昔を連想させる。

  • 奨励賞

    努力賞俳句作品

    『動きたる人影もまた案山子哉』

    「また」の発想がよく、案山子が造形美術に進化しているようだ。

  • 交流促進賞

    努力賞写真作品

    『秋祭脚絆きりりとラッパ隊』

    情景の切り取りがいい。ラッパが聞こえるような楽しい写真で、いい構図に配役されている。

  • 応募作品13

    『漱石が歩いた野出は今ミカン』

  • 応募作品14

    『余震なほ稲架組み棒の深きこと』

  • 応募作品15

    『秋天や棚田日色に輝けり』

  • 応募作品16

    『うら枯れや灯りのうかぶ夕間暮れ』

  • 応募作品17

    『灯籠も銀杏黄葉をご覧ずる』

  • 応募作品18

    『ジグザクの黄金の棚田案山子笑む』

  • 応募作品19

    『菊日和靴音響き香り立つ』

  • 応募作品20

    『清盛が船を背にする秋の朝』

  • 応募作品21

    『塔を背にここを先途と大銀杏』

  • 応募作品22

    『舟が今鳥居を抜ける秋の海』

  • 応募作品23

    『紅が射す耶馬の渓谷秋深し』

  • 応募作品24

    『紅葉の誘い気づけば谷深し』

  • 応募作品25

    『僧の鑿秋の日射して天に映ゆ』

  • 応募作品26

    『秋風や先人も往く往還路』

  • 応募作品27

    『洞を射る光線まぶし黄葉かな』

  • 応募作品28

    『月白や古看板に落つる影』

  • 応募作品29

    『凛秋やガス灯の明かりのぬるさ』

  • 応募作品30

    『菊坂を下りてよりの秋の雨』

  • 応募作品31

    『敬太朗聞きし帝釈天の秋の鐘』

  • 応募作品32

    『逆光へ煽り立つかな破芭蕉』

  • 応募作品33

    『冬ざれやフェリーぞ隠る島の影』

  • 応募作品34

    『返すのは溜息ひとつ秋の声』

  • 応募作品35

    『青空や滝と流るる紅葉かな』

  • 応募作品36

    『山里や案山子と同化立ち話』

  • 応募作品37

    『連山の紅葉遙か耶馬の渓』

  • 応募作品38

    『天高し文化の敷居は子の高さ』

  • 応募作品39

    『秋惜しみ上京せんと空を飛ぶ』

  • 応募作品40

    『新しき浅草目指す秋灯』

  • 応募作品41

    『晩秋や嘶ききこゆ日田峠』

  • 応募作品42

    『村おこし人より多き案山子かな』

  • 応募作品43

    『耶馬溪路見上ぐる空の高さかな』

  • 応募作品44

    『照り映ゆる銀杏紅葉や空の青』

  • 応募作品45

    『せせらぎや木漏れ日まとふ破芭蕉』

  • 応募作品46

    『往にし世の人もこの月渡月橋』

  • 応募作品47

    『祗園にはそろそろ灯り夕紅葉』

  • 応募作品48

    『黄葉や取り巻くカメラの音響く』

  • 応募作品49

    『古の石坂深し秋の陰』

  • 応募作品50

    『山里も案山子が競う大統領』

  • 応募作品51

    『秋祭火渡る男の子神がかる』

  • 応募作品52

    『里祭火押し神事の潔し』

  • 応募作品53

    『坂登り色づく柿に息をつく』

  • 応募作品54

    『かかし村カゴメカゴメの紅葉狩』

  • 応募作品55

    『眼に刻むその日その時照り紅葉』

  • 応募作品56

    『紅葉狩石工の音の響きをり』

  • 応募作品57

    『腸に嬉しあんこや月明り』

  • 応募作品58

    『気にかかる今夜のおかず焼秋刀魚』