漱石が辿った道が今も残る
明治30年の暮れも押し詰まった頃。
熊本で3番目の住まい大江村の家を出た漱石先生は、
熊本市から金峰山系の二つの峠を越え、
小天温泉・前田案山子の別邸へやって来たのでした。
この旅が、「草枕」のモデルとなった、いわゆる草枕の旅というわけです。
それから百有余年。
当時、漱石先生がたどった旧道筋に沿って設定された
「草枕」の道(ハイキングコース)には、
いたるところにその足跡と往時のおもかげが残されています。
「草枕の旅」は、この道をたどる、のどかな徒歩の旅です。
もちろん、たどりつく先は「那古井の宿」前田案山子の別邸です。
およそ5時間(約16km)。時を忘れてご参加下さい。
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