★小説「草枕」には、漱石が見た国内外の名画とともに、自身が体験した熊本市郊外の金峰山麓から湯の里小天の自然と人間模様が、主人公画工の目をとおして、巧みな情景描写で描かれています。
 大正15年には、松岡映丘率いる新興大和絵の一門27名が、この「草枕」の文章の絵に挑み、3巻28景の「草枕絵巻」を描いています。

★本展は、これに倣い、平成7年(1995)の「漱石の見た美と『草枕絵巻』展」(天水町主催/熊本県立美術館分館)を契機として現代の感性で創作する新「草枕絵」を募集しました。
 平成9年(1997)以来隔年の公募を実施してきましたが、2016年のFINAL(11回)をもって終結いたします。

草枕美術展FINAL
作品募集チラシ

★この成果は、『草枕』の理解と「草枕の里」の文化交流の促進に活用していきます。
 10回の公募で、全国各地からちょうど300点の応募がありました。この中から、譲渡いただいた30点の優秀作品を展示パネル化しています。
 A1サイズ縦型(840×594)に統一し、タイトルや賞なども表示されているので、展示空間さえあれば手軽に「草枕美術展」が開催できます。

★学校や図書館、公民館、文化祭などに展示してみませんか。
関連の展示資料も併せて”熊本の漱石「草枕」展”などの企画開催をお手伝いします。ご利用は無料です。

★これまでの草枕美術展優秀作品パネル展示例